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社会教育 > 青梅市立美術館 青梅市立小島善太郎美術館 > 美術館だより > 美術館だより2011年6月7日号「青梅一中生・職場体験」

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更新日:2011年6月7日

美術館だより2011年6月7日号「青梅一中生・職場体験」

青梅第一中学校の生徒が職場体験に来ました

5月31日(火曜日)~6月3日(金曜日)の4日間、青梅市立第一中学校の2年生4人が、職場体験に来ました。

職場体験とは、中学生が職場につき実際に仕事を体験することで、働くことの意義や自己の将来について考え、あいさつや礼儀作法などのマナーを学ぶものです。

今回訪れた生徒は「ジュニア学芸員」として、美術館ならではの幅広い仕事を体験しました。

作品調書の作成

作品調書とは、展示作品にひびや汚れがないか状態をチェックして記録をとる作業です。人間の健康診断のようなもので、作品を管理するうえで欠かせない、美術館にとって非常に重要な仕事です。

調書の用紙を作成

まず、調査する作品図版のコピーを切り貼りして、調書の用紙をつくります。

状態チェック1

1人1点作品を選び、作品の状態をチェックします。

状態チェック2

用紙に書き込む

作品をよく見て、問題のある箇所を調書に記入していきます。

虫眼鏡で細部までチェック

時には虫眼鏡も使います。「鑑賞」というよりも理科の実験のように「観察」する作品の見方に、新鮮さを感じていたようです。

調書完成

赤鉛筆でびっしり書き込みがされた調書。小さな傷も見逃さない徹底した仕事ぶりです。

講評
調書を作成した後は、自分の担当した作品について報告する講評を行いました。

郵便物のチェック・整理

展覧会のポスター、チラシ、カタログなど、美術館には毎日大量の郵便物が届けられます。これらをチェックして整理します。

郵便物の山

積み上げられた郵便物の山。

開封作業

1つ1つ丁寧に開封していきます。

内容の確認

チラシやポスターなど、種類もさまざまです。

ポスター整理

地域別に分類

送られてきた郵便物は、「都内」、「関東」、「全国」と地域別に分けます。

書籍

カタログや研究報告書などの書籍が送られてくることもあります。 

検印

1冊ずつ検印を押します。

書庫の整理

郵便物をチェックし、書籍は書庫に持って行きます。あわせて、書庫の整理もしました。

清掃

明るく快適な美術館で作品を鑑賞するためには、清掃が欠かせません。

清掃1

すみずみまできれいに清掃してくれました。

清掃2

受付・展示監視

受付や展示監視は、来場者とじかにふれあう仕事です。コミュニケーション能力が必要となります。

受付

受付でお客様を迎え入れます。

展示監視

展示監視では、作品の場所や順路など、お客様からの質問にお答えします。

展示器材の整理

かなづちやドライバー、またワイヤーやフックなど、美術館には展示のためのさまざまな器材があります。これらの器材をしっかりと整理する必要があります。

展示器材整理1

数多くの器材をしっかりと整理してくれました。

展示器材整理2

 

展示作業

ちょうど青梅アート・ジャムの展示作業が行われていたので、お手伝いをしました。めったに立ち会えない、とても貴重な機会です。

展示作業見学

目の前で行われる展示作業に、興味津々の様子。器材を整理してくれていたおかげで、スムーズに作業が進みました。

水平線を引く

レーザー光線を発射する水準器を使って、作品を展示するための水平線をとります。

ワイヤーをかける

長い竿を使って、作品をかけるためのワイヤーをフックに引っかけます。

作品をかける

ワイヤーに作品をとりつけます。

ガンタッカーで留める

作品の位置が決まったら、ガンタッカーという強力なホッチキスを使ってワイヤーを固定します。

ジュニア学芸員の活躍により、展示が完成しました。

作品解説文作成

最後に、次回開催される展覧会の出品作について、解説文を作成しました。実際の学芸員が行うのと全く同じものであり、まさに美術館でしかできない本格的な仕事です。

作品運搬

解説を書く作品を運びます。

作品観察

作品を目の前にして、気づいた点などをメモしていきます。

解説文作成1

作者の経歴などが書かれた資料も参考にします。実作品と資料は美術研究の両輪です。

解説文作成2

箇条書きしたポイントをつないで、文章にまとめます。何回か推敲を重ねて、ついに解説文が完成しました。

 

このように、頭を使って考える作業から、体力勝負の作業まで、ジュニア学芸員はさまざまな仕事をしてくれました。美術館の業務は非常に幅広いものがあるとわかり、とても貴重な体験ができたのではないでしょうか。これをきっかけにして、今後も美術館に来ていただければ幸いです。

4日間、どうもおつかれさまでした。

ジュニア学芸員による作品解説文

そして、今回の職場体験で生徒が書いてくれた作品解説文は、7月1日(金曜日)からの展覧会「子どもたちの情景」において、実際に掲示されます。

この展覧会は、作品に表された子どもたちの生活をコレクションの中から紹介するものです。子どもを描いた作品について、見どころを子ども自身が解説する大変ユニークな試みです。

実際にジュニア学芸員たちは、作品に描かれた子どもと自分自身とを重ね合わせながら、解説文を書いていました。子どもならではの新鮮な感性による作品解説は、思わず目を見張るほど示唆に富んでいます。

ジュニア学芸員の働きぶり、仕事の成果を見に、ぜひお越しください。

問い合わせ

教育部文化課美術館管理係
電話/0428-24-1195